2010年8月29日日曜日

BookGate

印刷会社である廣済堂の展開する電子書籍ストアアプリ。リリースのアナウンスがあってから結構な時間が経つが、先日ようやくリリースされたようだ。


アプリを起動するとまずMyBooks(書庫)が表示される。メニューはこの時点で上部にMyList、Edit、表示切り替えアイコンがあり、下部にはMyBooks、Storeとあるが英語表示のため直感的に分かりづらい感がある。そして購入した雑誌はこのMyBooksに表示される。MyListは複数の書庫を持てるが書庫の名前の変更ができず、あまり使い勝手の良いものではない。

下部のStoreをタップすると登録されているタイトルが並ぶ。上部にはFeature、New、さらに右上にはSelectなるアイコンがあるがこれも英語表記のためあまり親切なUIとは言い難い。Featureはいわば注目のタイトル、Newは新刊だが、どちらも特に表示上の違いは見られない(左がFeature、右がNew)

右上のSelectをタップすると雑誌をカテゴリ分類したリストと検索画面が表示される。ここは何故か日本語メニューだ。

該当のタイトルを選択すると別ウィンドウが開き、詳細と試し読み用の画像が表示される。しかしウィンドウの縦サイズが小さいため下にスクロールしなくてはならず、見せ方に問題があるといえるだろう。ここで下部に表示される画像はスワイプして複数のページを閲覧することもできる。右が下部にスクロールし、かつスワイプしたところだ。

各タイトルはAppleの課金システムを使用しているのでそのまますぐに購入できる。この点はこの手のストアアプリでは面倒なレジストをしなくてはならないものが多い中、便利といえる。本誌はもちろん雑誌オンラインなどと同様にスキャンデータを表示しているだけなので単純なリーダーアプリでの閲覧となる。

リーダーアプリには下部にサムネール付き目次とインフォメーションアイコンがある。拡大縮小、また横使いでの表示も可能だ。
雑誌オンラインと比較すると登録されているタイトルがいかんせん少なく、物足りなさを感じるのとアプリ自体のUIが微妙に英語(海外アプリをローカライズしたのだろうか)で直感的でないという欠点はあるが、購入に際してiTSの課金をそのまま使えるのと、アプリ自体の動作がかなりキビキビしている点は評価できるだろう。
  • 価格:無料※各タイトルは別途購入して読む必要あり
  • 文字サイズの変更:X
  • 画面の拡大縮小:◯
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★★☆☆

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