2010年8月30日月曜日

OZstore

スターツ出版が以前リリースしていたOZ magazineiconをストア形式でリニューアルしたもの。WoodWing社のツールで作成しているためかTIME誌と基本的な仕様が似ている。


アプリを起動するとまず下部にTOP・MYLIBRARY・COVER・CONTENTS・OZmailのメニューが表示される。TOPをタップすることで現在閲覧可能なタイトルが「ダウンロード雑誌一覧」として表示されるが、現在は6月号の一誌だけであり、これは無料ダウンロードが可能だ。「プレビュー」をタップするとサマリーと各ページのサムネールが別ウィンドウ内で表示される。尚、一覧ページの右上にあるアイコンは表示形式を変更するためのものだ。

MYLIBRARYには購入またはダウンロードした雑誌が本棚形式で表示される。表紙画像をタップすることで該当の雑誌が閲覧ができる。グローバルメニューにあるCOVER・CONTENTSのふたつは実際に雑誌を閲覧する際にのみ使用するメニューになっている。

本誌を開き、CONTENTSアイコンをタップするとサムネール付き目次が表示される。さらに目次には表紙・MOVIE・特集など更にショートカットがある。しかしこのショートカットをタップしてもページ自体は切り替わらずサムネールが動くのだが、どのサムネールがそのショートカットに対応しているのかが分かりにくい。またサムネールは横使いで見た画面であり、縦使いで見た場合はサムネールと表示されているページの画像が一致せず、これも混乱を招きやすい点といえるだろう。

雑誌自体は縦使い・横使いそれぞれで違うコンテンツを見せるという形式だ。縦使いで表示すると右下にローテートアイコンと説明が表示され、横使いにしたときの表示内容が分かるようになっている。上記の例だと上の画像のページを横使いにすると下の画像のページが表示される。

そしてこのページではさらに下へスクロールすることが可能となっており、スクロールすると文字を中心とした詳細なコンテンツが閲覧できるようになっている(上の画像)またこのページ左にある赤いアイコンは更に複数の画像があるという意味で、タップすると画面が切り替わり、下の画像のように複数の画像の閲覧(スワイプ切り替え)が可能だ。

他にも動画が仕込まれたページ、詳細情報が記されたページへのリンクなどが各所に設置されており、見せ方が多彩だ。WEBページを表示する際も内蔵ブラウザで別ウィンドウ表示にするなど(右画像)一定のユーザビリティは確保されている。
全体的には横使いで読んだ時の方が多様なコンテンツを閲覧可能な形式になっているが、縦・横いずれの形式で読んでいる時も全体のマップ構造がサムネール付き目次では分かりづらく、どこを読んでいるのか見失いやすいのが欠点といえるだろう。しかしそれまでのYAPPAのリーダーを使用しているものと比較すれば段違いの出来であり、今後の更なる雑誌アプリケーションとして進化を期待したい。
  • 価格:無料
  • 文字サイズの変更:X
  • 画面の拡大縮小:X
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★★★☆

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