2010年6月30日水曜日

講談社「南ア・ワールドカップ Daily Magazine」

講談社が発行するFootball Nippon別冊・WC2010の速報用無料アプリ。内容は無料にしては充実している。しかし雑誌アプリとしてみると使い勝手はかなり悪い。国内の雑誌アプリにありがちなスキャンしただけのデータを最小機能のリーダーで表示しているにすぎないものだ(ここで取り上げているのは6月30日号)

Iwo Jima 1945

米のミリタリー系書籍を数多く扱うOSPREY PUBLISHINGが発行したアプリ。元々紙で発行されていた書籍をスキャンしたものだが、雑誌ではなく文字情報が主体の歴史系書籍をスキャンしアプリ化しているのが興味深い。ただし読みやすいか否かは意見の分かれるところだろう。
アプリはダウンロード無料となっているが、無料で読めるのはその一部であり、すべてを読むには購入する必要がある。

2010年6月29日火曜日

Yahoo!コミック

Yahoo!コミックのアプリ版。現状は無料で作品が読める部分はよいのだが、ストリーミングでデータを配信している所為もあり表示が遅く、読んでいてストレスになるのが難点。またリーダーとしての作り込みもリリースを急いだのか浅い部分が目立つ。

ナンバーファイブ -吾- #01松本大洋

松本大洋の作品をアプリ化したもの。アプリ自体は非常にシンプルな作りで特に変わった機能等はない。作品が面白いだけに目次やSMSの機能などが付加されていれば、と考えるとある意味勿体ない作品だ。

2010年6月25日金曜日

Star Trek Comics

IDW PublishingのリリースするStar Trekのコミック専用リーダーアプリ。他のIDW Publishingの扱うコミック用のリーダーもあるが、こちらは収容されている作品がStar Trekシリーズのみとなっているものだ。Marvel Comicsのリーダーと比較するとやや搭載機能は少ない。

2010年6月24日木曜日

Comics

こちらもアメコミを読むことができるリーダーアプリ。Marvel Comicsと同じリーダーだ。Comixologyブランドでこのリーダーを使用したアメコミが複数リリースされている。ちなみにこのリーダーを開発したのは米のPlausible Labsという会社だ。
  • 価格:無料※一冊あたり115〜230円程度
  • 文字サイズの変更:X
  • 画面の拡大縮小:◯
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★★★☆

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Marvel Comics

米・マーベルコミックスのリーダーアプリ。通常の雑誌系リーダーアプリと比較すると非常に多機能であり、読者の利便性を可能な限り追求しようという姿勢がよくわかるリーダーアプリだ。使い勝手はさておき、リーダーとしては意欲的な取組みを行っているのが伺えるもの故、一度は触っておいて損はない製品だ。

2010年6月23日水曜日

今日の気になったニュース

iPadの使い道は「Web閲覧」が最多 電子書籍の“自炊”経験者は2割
日本語書籍が圧倒的に不足している現在ではこういう結果になるのは仕方ないかと。また実際WEBの閲覧もリビングなどで気軽にできる端末なので当面この用途が圧倒的に多いという状態になるのでは。

ブログ感覚で電子書籍を作成・販売 ペパボ「パブー」
現状はiPhone/Androidアプリしかないので、早い段階でiPad専用のアプリを出してくれることを期待。やはり電子書籍であればスマートフォンよりも広い画面サイズで閲覧した方が圧倒的に読みやすいので。サービスとしても注目すべき部分が沢山あり、今後の展開にも期待大。

電子書籍の3省懇談会、著作権集中管理や統一中間フォーマットの検討を提言
10年とは言わないまでも数年対応が遅すぎな感が。個人的にはこの著作権の「集中管理」というのをどういった形で実現しようとしているのか大変気になる。

電子書籍リーダーは価格競争へ iPadが脅威に
iPadとKindle/Nookなどはハードウェアとして正確には用途が異なるものなのでハードウェア的にはバッティングするものではないと思っているが、プラットフォーム対決という面では自社ハードの普及とシェア獲得がいずれのメーカーも喫緊の課題になっているということか。しかしそう考えた場合、いまのところ一番有利なのはAmazon/Kindleか。

電子書籍販売最大手のパピレスがJASDAQに本日上場、人気集中で朝から買い気配に
パピレスが現在展開しているサービスはいずれも利用者側の観点からすればいまひとつ、というものだが今後の展開を考えればやはり期待は大きいのだろう。特に投資家にとっては。

2010年6月22日火曜日

Alice for the iPad-Lite

iPadの北米リリース時、書籍アプリの代表格としてよく取り上げられたアプリ。UIはこれ以上無いというくらいシンプルな作りである一方、挿絵にインタラクティブな要素を入れるという独創的(リリース時において)な作品だ。

今日の気になったニュース

数日前に報道されて以来、ずっと気になっているこのニュース。

電子出版支援で価格破壊、月額5万円から

ePubのあの仕様に対して、どうやって縦組やルビに対応させたのかがとても気になる。またこのニュースだけを読むと本来ePub形式には向いていないとされる雑誌(複雑なレイアウトになるため)までもこれで電子化させるつもりでいるようだが、ePub形式でありながら専用ビューアーでも用意する気でいるのだろうか。リリースされるフレームワーク、これにより作り出されるプロダクト共にどういったものなのかとても興味がある。
価格体系の詳細もさることながら、リリースされてからガッカリ、という事がなければよいのだが…あのディスカヴァー21も採用を決めたというからにはそれなりの出来ではあることを期待している。

2010年6月21日月曜日

TOY STORY


Disney Publishing Worldwideの手がける子供向け電子書籍とも言うべきアプリ。Disney関連会社が手がけているだけあり、子供向けとはいえその出来は秀逸だ。動画、静止画、サウンド、ゲーム、これらの要素がインタラクティブ性を重視しながら仕込まれており、大人が読んでも十分楽しめるほどの内容だ

2010年6月20日日曜日

電子書籍をデザインする時に注意すべきこと

PROTOTYPE DESIGNSというblogのエントリが非常に参考になったので。

iPad向け電子雑誌デザインの際に気をつけることまとめ

上記を踏まえて現状を顧みると日本国内で出回っている大手代理店や印刷会社がリリースしているリーダーアプリで動く電子雑誌は軒並みダメって事。そのうちそういったユーザーを無視したUIや構造は改善されていくとは思うが、ユーザーが出来の悪さに飽きて見放してしまわないうちになんとかすべきだろう。そもそもこのままではそうなるまでにそう猶予は無いと思う。

個人的には上記で取り上げられている点に追加として、ソーシャルメディアとの連携機能が不可欠になってくるのではないかと思っている。これによりバイラルマーケティング的効果が見込めるのは大きいのではないだろうか。また各々の雑誌アプリ内で各号に対してレーティングする機能があれば尚更よいかと。
いずれにせよ重要なのはこの電子書籍、特に雑誌アプリは本でもない、WEBでもない新たなメディアである、という視点だと思う。

DTP Booster 014が盛況だったようで

個人的に凄く参加したかったのだが都合がつかず行けなかったDTP Booster 014、出版業界からもWEB業界からも参加者が多数あったようで。Twitterのハッシュタグを追うだけでも色々と参考になるtweetが結構あった。なのでハッシュタグクラウドを使用してちょっとまとめておいた。

#dtpbooster014を追ったTL

上記ページ内で「最新のツィート」の直下にある「▼データ出力」をクリックし、希望の日付データを出力すればOK。やはりセミナー当日6/19のtweetが一番参考になる。ちなみに落とすファイルはHTML形式を選択、落とした後に拡張子の.txtを消して.htmlのみにし、WEBブラウザに放り込んでよむと読みやすい。Safariなどで文字化けする場合はテキストエンコーディングをShift_JISに変更しよう。

尚、この日のtweetに出てきている各社の電子書籍・書籍アプリ用システムは下記の通り。システム自体はいずれも既存の出版社などが紙のワークフローの延長線上において電子書籍を作成することが可能になる、というもの。

・Adobe DPP
http://www.adobe.com/digitalpublishing/

・WoodWing社のシステム(事例)
http://www.vpj-ecm.com/contents/jire_1.html
※値段はBMWの7シリーズくらい

・ProBridgeDesigner-i
http://www.profield.jp/Solution/solution_ipad.html
http://www.profield.jp/Company/press/press100525.html

・モリサワ MCBook
http://www.morisawa.co.jp/corp/news/news100611.html
※システム自体は今夏に発表予定

・LEPUS
http://crdn.jp/lepus/

Retro Gamer Magazine


米のレトロゲーム専門誌のアプリ。誌面自体はスキャンデータで、リーダーは北米でよく使われているPIXELMAGSだ。リーダーについては同様のMacUserを参照の事。

Magazine Avosmac


仏のApple製品専門誌のアプリ。無料でお試し分が購読できるが、基本一誌あたり600〜700円で購入することとなる。アプリはリーダーであり、本誌自体はスキャンデータとなる。アプリを立ち上げると本棚が表示されるのでそこから読みたいものを選択、「Lire」をタップするとその書籍データが開く。ページ間の移動はスワイプやスクロールでなくなぜか画面下部の両端にあるボタンをタップしなくてはならないという謎な仕様だ。

2010年6月19日土曜日

Nextraveler Byronbay(ネクストラベラー)


あの高城剛氏がリリースした旅行ガイドアプリ。旅行ガイドというよりも写真集的な作りになっている。アプリを起動すると各トピックスの一覧(目次)が表示され、そこから希望のセクションを選択できる。個別の紹介ページは写真と解説文が表示され、場所によっては該当のWEBサイトへのリンクが設置されている(この場合はSafariが起動する)

2010年6月18日金曜日

今日の気になったニュース

iPad登場で「MAGASTORE」に異変――電通が考える電子書籍のジレンマ

少し古い記事だけど電通のコメントに違和感が。このMAGASTOREで扱っている電子書籍、いずれもスキャンしたデータを見せているだけでどのタイトルもiPadというデバイスだけでなく、本来の電子書籍のメリットというものをことごとく無視した作りになっていると思う。電通xYAPPAの組み合わせで今のところリリースされてるものはすべてにおいて。
勿論取次や出版の都合でこうなった側面は大きいと思うが、実際に購入した側からすればこれはないだろう的なものばかりだったので。なので記事中にある購入者が予想よりも多かったというのも日本語書籍や書籍アプリが殆ど無い今だからこそそういった反響があっただけで、このままの作りでそんな状況が続くとは到底思えない。むしろあのレベルを出し続ければ早々に日本の電子書籍市場は飽きられてしまうのではないだろうか…
もっともこういう評価になることは織り込み済みでリリースした気もするが。

Mac magazine per iPad


伊のApple製品専門誌。イタリアの雑誌なので勿論リーダーはE Polis MilanoL'UNIONE SARDAと同じものを使用している。よってリーダーの作りはそちらを参照の事。
  • 価格:無料
  • 文字サイズの変更:X
  • 画面の拡大縮小:◯
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★☆☆☆

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AiR HD エア 先行配信版


以前から話題になっていたので早速購入してみた。内容はテキストが中心であるが、とてもおもしろい。一方でリーダーとしての性能だが、操作性は最低限の部分は実装されてはいるものの、どうもiPad用としてみた場合はやや中途半端な部分がある。今後の機能充実を期待したいところ。

2010年6月17日木曜日

MacUser


Apple製品専門誌MacUserのアプリ版。この雑誌アプリはPIXELMAGSという北米ではかなり数の出版社が取り入れているリーダーアプリを採用している。それ故、誌面自体はスキャンデータだ。このPIXELMAGSのリーダーはスキャンデータを表示するにしても、それなりの使い勝手や機能性を追求しているので、リーダーとしては使い易い部類である。

2010年6月16日水曜日

今日の気になったニュース

TIME Magazineが近々刷新されるらしいとのニュース。動画を見る限りではかなりUIに手が入れられ、見せ方を変えてきているようだ。動画と静止画をシームレスにつなぎ、情報に対するハイパーリンク的構造を多様な演出で見せているようだ。


N型のジェスチャーでナビゲーションを呼び出している所など、ここまで大幅に手を入れているところをみるとやはりあらゆる部分で電子書籍、特にビジュアル、テキスト両方を見せる必要がある雑誌アプリは今現在も試行錯誤を繰り返しているのがよくわかる。

追記:どうやらTIMEの動画は削除された模様。なので代わりに類似のSports illustratedの動画に差し替え。ただしこちらの動画がアップされたのは2009年12月2日なので結構古い。

WIRED Magazine


もう説明の必要がないほどiPad用雑誌アプリとしては有名なもの。あらゆる部分で誌面を電子化した際、どうアプローチすべきかというのを実験しているのがよく分かる作り。動画やスライド、VRなどインタラクティブな要素が本文、広告を含め各所に仕込まれている。基本は各見出しページはスワイプで移動し、詳細、関連記事は上下スクロールする形で閲覧する。全体の構造は上部メニュー右にあるアイコンをタップすると全体がサムネール表示されるのでそれで確認することができる。

2010年6月15日火曜日

REUTERS News Pro for iPad


英・ロイターのNews用アプリ。高機能であるが故にやや使い方が複雑な部分がある。起動時にはTOP NEWSが最上段に、以下関連動画、そして各ジャンル毎の見出しが表示される。下部には写真一覧ページ、為替、マーケット、ストックなどロイターの強いジャンルの情報がアイコンで表示され、それを見ることができる。
各記事を選択すると詳細ページに飛ぶが、ここで写真をタップするとPicturesにある拡大写真に切り替わる。また詳細ページではフォントサイズの変更が可能だ。

Le Monde diplomatique English Edition


仏のクオリティ・ペーパー「Le Monde」関連の国際月刊誌のアプリ。無料で読めるのはサンプルのみであとは有料となる。起動直後の画面はLibraryに相当し、ここですでに購入したものを選択したり、あらたに購入をすることができる。Libraryの表示はCoverFlow風になっている。

2010年6月14日月曜日

POPULAR SCIENCE


米・Popular Science誌の雑誌アプリ。リリース前にもWIRED誌と並んで評価が高かったが新たな媒体としての雑誌アプリの見せ方の指標になるかもしれない一冊。基本的な作りは各見出しページはスワイプ、記事詳細は縦スクロールで閲覧する形となる。大半のページがレイヤー構造となっており、背景が固定されながらテキストとそれに連なるイメージが連動して縦スクロールする。またページによってはスクロールするテキスト+イメージに追従してさらに背景画像が入れ替わるページもある。読む側を飽きさせない作りが随所に見られる。ただ構造的に複雑なためか、ページの読み込みは少々もたつく感がある。

japan.internet.com for ipad


IT系ニュースサイトのアプリ。使用感はRSSリーダーといったところか。起動すると最新記事一覧が表示され、そこから記事詳細ページへ飛ぶ形となる。見出し一覧は時系列、人気順でソートが可能。他ブックマーク機能やSMSとの連携機能(詳細記事ページにおいて使用可能)もある。しかし画面は縦使いのみで横使いでの表示には対応していない。基本的にはj.i.c.専用のRSSリーダーと考えた方がよい。

2010年6月13日日曜日

IT media


IT mediaのiPad版。元がWEBニュースサイトではあるが、WEBよりも一覧性が高く、わかりやすい。Evernoteへのクリップ機能が付いているのが珍しい。縦横でレイアウトは可変する。

東京IT新聞


東京IT新聞のiPad版。アプリ自体のインターフェースの出来があまり芳しくない。アイコン配置の悪さや操作がしづらい部分があり、今後の修正を期待したい。

Photo J


毎日新聞社が発行する写真誌アプリ。短期間で開発された割にはよく出来ている。動画や写真のスライドショー機能も組み込まれている。写真誌の割には文字情報も多いが、現時点では文字の拡大縮小は効かない(本来は効くと思われる)。

2010年6月12日土曜日

The Gurdian Eyewitness


英・ガーディアンの発行する写真週刊誌的アプリ。写真を見せるという点に特化して作られており、非常によくできている。スライドショーの機能も搭載しており、上部にある三角形のアイコンをタップするとスライドショーとして写真が表示される。

NPR


雑誌とは直接関係ないがメディアとして面白いので掲載。National Public Radio自体がアメリカの非営利ラジオ放送局なので、その特性をiPad上で上手くアプリとして活用している。ジャンル毎に多種多様なチャンネルがあり、視聴者参加型番組なども放送している。

2010年6月11日金曜日

L'UNIONE SARDA


E Polis Milanoと同じく伊の新聞アプリ。スキャンデータを表示しているだけのもの。またリーダー自体も同じものを使っている。
  • 価格:無料
  • 文字サイズの変更:X
  • 画面の拡大縮小:◯
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★☆☆☆

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E Polis Milano


伊の新聞アプリ。基本はスキャンデータを表示しているだけ。ただしリーダー自体にはある程度スキャンデータでも読みやすいような工夫がされている。

FOCUS ONLINE


独の新聞アプリ。ただし一部英語表示となっている。画面は大きく三分割され、メインの記事が写真と共に紹介、その横にその他の最新記事という部分とジャンル別見出し、動画一覧となっている。写真はクリックしていくと拡大表示され、スライドショーとして表示することも出来る。また縦横でレイアウトが変わる構造になっている。

DER SPIEGEL


独の新聞アプリ。インターフェースが非常に洗練されているだけでなく、動作も早い。各所にiPadで記事を読む際の読みやすさや視認性の良さを追求しようとする工夫が見られる。また縦横でそれぞれ最適化されたレイアウトに変わる構造になっている。ただしある一定期間が過ぎると記事が閲覧できなくなる構造になっていると思われる(ドイツ語表示のため詳細は不明)
  • 価格:無料※一定期間のみ
  • 文字サイズの変更:◯
  • 画面の拡大縮小:X
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★★★☆

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FINANCIAL TIMES


有名なFT誌のアプリ。タイトルをタップすると設定、検索、目次サムネールが表示されるなど他のニュース系アプリと比較してUIに一定の工夫がされている。更にDownload Editionというボタンがあり、これを押すことでストリーミングで配信されている記事がオフラインで読めるようになっている。トップ画面下部には動画のサムネールが並び、ここからニュース動画をみることが出来る。尚、一部の記事を読むにはレジストする必要がある。

ABC


スペイン語の新聞アプリ。タイトルをタップすると目次が表示され、記事は本文をタップすると全画面で表示される。横スクロールで記事間、ページ間の移動が可能。記事中の写真には静止画、動画両方が織り交ぜてある。画面下部のカメラアイコンをタップすると写真のみが表示され、ここで写真をタップすることで拡大表示、さらに該当記事へ移動することができる。

Le Figaro


仏の新聞アプリ。UIは米の新聞アプリなどとは違い、独自性が強く横にした状態での表示に固定されている。ただ、無料で読めるのは一部の記事のみで大半は有料となる。
ページの右1/4は次のページにある記事が表示されており、広告ページの場合はここがバナー広告のように表示される。

2010年6月7日月曜日

The Wall Street Journal.


米・ウォール・ストリート・ジャーナル誌のアプリ。見せ方には一定の工夫がされている。起動直後の画面で閲覧したい日付の記事が読めるが、バックナンバー閲覧はユーザー登録をした上で有料?となる。最新号についてはレジストすると一部を読むことが出来る。この起動直後の画面では記事、セクション、ウォッチリストが保存でき、その内容が確認できる。しかし無料で閲覧できるセクション自体がビジネス、マーケット、社説+αと限られている。閲覧不可の部分には鍵マークがついており、閲覧しようとするとWSJ.comのレジストページへ飛ばされる仕組み。

Newsweek for iPad


米・ニューズウィークのアプリ。起動直後にバックナンバー一覧が表示され、ここから購入済みのものをタップすることで閲覧できる。基本的には紙ベースを取り込んだだけである。なので拡大縮小が可能。また各ページはストリーミング配信されているのか読み込みにやや時間がかかる。キャッシュが効かないのか閲覧したページに戻っても読み込みを待たされる。Wifi環境ならよいが3G回線での閲覧はやや厳しいかもしれない。

TIME Magazine


米・タイム誌のアプリ。非常にわかりやすいインターフェースになっている。アプリを起動すると表紙画面が表示されるが、この際に画面下部をタップすることでアイコンが表示される。このアイコンで新刊を購入したり、購入済みアイテムの確認、目次の確認が可能となっている。(つまり専用本棚タイプ)アプリ自体は縦と横で表示内容が全く変わるなど本誌、広告共に非常に凝った作り。また記事の可読性も悪くない。各見出しページは横スクロールで閲覧し、続きは下へスクロールすることで読むことができる。画面の拡大縮小や文字のサイズは変更できない。また価格は1冊あたり600円とやや高め。

NYT Editor's Choice


ニューヨーク・タイムズ紙のアプリ。縦と横ではレイアウトが変わる。各記事をタップすると詳細が読めるが、間に動画広告を経由するなど広告の見せ方に工夫が見られる。記事内にも動画広告が配置されている場合もある。またトップ画面では常に最下部に広告が表示されている。各記事についている写真は記事詳細画面で写真をタップすると関連の写真が更に表示され、スライドさせることで閲覧できる。
画面最下部のアイコンは表示カテゴリ切り替え用。

nikkansports.com for iPad(日刊スポーツ)


前述のAP Newsを参考にしたのではないかと思われるインターフェース。起動するとサムネール画像がランダムに表示される。この並び順は画面左下にある時計と王冠のアイコンをタップすることでシャッフルモード、ランキングモードに並べ替えが可能。
画面上部の「リスト」をタップするとカテゴリ毎のテキストモードに切り替わる。このテキストを一度タップすると全画面表示となり、さらに該当記事をタップすることで詳細ウィンドウが開き、詳細を確認できる。詳細画面内には現在該当記事を見ている人数やTwitterでのRT数などが表示されたりとかなり凝った作りになっている。
ただフォントサイズの切り替え機能は無い。

AP News


インターフェースが他社と違い、かなり珍しい。画像をメインに据えたスタイルで、立ち上げるとサムネールのついたラベルが表示される。このラベルは上部にあるタイトルバーのカテゴリをタップすることで切り替えが可能。また個々に表示カテゴリをカスタマイズもできる。
最上部にある二枚の画像は左が静止画像、右がムービーとなっており、タップするとやや拡大表示された画像が表示される。これを更にタップすることで拡大画像と記事を読むことができる。この記事詳細ウィンドウにはFacebook、TwitterなどのSMSへ投稿ができるようウィンドウ右側にボタンが配置されている。また記事自体を個々にレーティングしたりクリップすることも可能。記事のフォントサイズは二段階に調整可。

2010年6月6日日曜日

USA TODAY


有名な米の一般大衆紙のアプリ。縦と横では記事や広告の位置が可変するレイアウトになっている。上部の各ジャンル毎の見出し記事部分は横スクロール、メインカラムの記事は縦スクロールで読む形となっている。記事をクリックすると画面が切り替わり、全文表示されるがこの画面内では文字の拡大縮小が効く。またFacebook/Twitterへの記事の投稿が可能。フォントサイズはスライダーにより5段階調整可能。
TOPにある"Day in Pictures"をクリックするとその日に登録されている画像が画面一杯に表示され、切り替えが可能となっており、スライドショー機能もある。

BBC News



イギリスBBC Newsのアプリ。紙をアプリ化したものではないが、紙の新聞をアプリ化した場合に参考となる一例として。
画面は縦にした場合と横にした場合ではレイアウトが変わり、横にした場合はTOP STORIESのサムネールが左側画面に綺麗に並ぶ。縦の場合は上部に横スクロール部分として配置される。
フォントサイズは可変、FacebookやTwitterへ投稿できるソーシャルメディア連携機能を持つ。またニュース自体も興味のあるカテゴリや地域をカスタマイズできるようになっている。

産経新聞HD


iPhoneでもいち早くアプリとしてリリースされ、言わずと知れた新聞アプリ。iPhone用と比較すると画面も広くなり、読みやすさは格段に上がっている。しかし未だ文字が小さく、記事を読む際には拡大が必須。
ページ一覧が左下に表示されるが、新聞画面の上にサムネール表示されるのではなく画面が反転してサムネール表示になるため、本誌の画面との間の行き来が面倒。iPad専用としてiPhoneとは違った最適化が進めばよりよい新聞アプリになるのでは。
  • 価格:1500円※一ヶ月間は無料
  • 文字サイズの変更:X
  • 画面の拡大縮小:◯
  • 縦横でのレイアウト可変:◯
  • オススメ度:★★☆☆☆

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